ペットボトル症候群

2016年7月、暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか!?

この時期に突然起きやすい「ペットボトル症候群」についてお話しさせて頂きます。

皆さんは「ペットボトル症候群」をご存知ですか・・・?

1992年に神奈川県の聖マリアンナ医科大学の研究グループが報告し、名前が定着されたものです。

 

ペットボトル症候群とは、別名「清涼飲料水ケトーシス」とも言い、糖質(とうしつ)の大量に入った飲料物を多量摂取することにより起こる急性の糖尿病(とうにょうびょう)のことです。

具体的には・・・

スポーツドリンクやコーラなどの炭酸飲料、果汁飲料、コーヒー飲料など多くの市販の清涼飲料水(せいりょういんりょうすい)には、100ml(ミリリットル)あたり5~10g(グラム)という量が多い糖質が含まれております

ペットボトルの普及により、これらの飲み物を大量に摂取することが増えて、糖分を異常に体に取り込み続けた結果、急性糖尿病(きゅうせいとうにょうびょう)を起こした例が増えたと言われております。

日本の若い世代(10歳~30歳代)に多く、主な症状に口渇(喉がかわく)、体重の減少、体のだるさ・重さ、意識不明などがあります。

 

ペットボトル症候群のメカニズムは、体は糖質を処理するためのインスリンと呼ばれるホルモンを分泌するのですが、あまりにも糖質の量が多すぎる(血糖値(けっとうち)が高くなりすぎる)状態が続くと「必要なインスリンが十分に分泌できなくなる」あるいは「分泌できたインスリンについても効き目が悪くなる」といったことになってしまいます。

そして、困ったことにこれらの2つの悪影響は、血糖値が高くなればなるほど増えて(体の細胞に糖の吸収がうまくいかない状態)、そのせいでさらに、また血糖値が高くなるという悪循環になってしまうのです。

ちなみに、体の中のインスリンの分泌が少なくなったあるいは、完全に出なくなった状態が「糖尿病」になります。

また、ペットボトル症候群の怖い点は・・・

① 清涼飲料水を飲む → 血糖値が上がる → のどが渇く → 余計にドリンクを飲む
② 血糖値が上がる → インスリンというホルモンが働かなくなる → 余計に血糖値が上がる

という2つの悪循環が隠れているところにあります。

 

ですので、この夏の暑い時期に喉がかわくからといって清涼飲料水のいわゆる「がぶ飲み」は気をつけましょう

とくに、これから合宿を控えているスポーツ選手や学生さん、熱中症の予防でスポーツドリンクを飲みますが、がぶ飲みだけは止めましょう!

あとは、予防として冷たいお茶・水などで喉のかわきを潤して対応してください!

参考にして頂ければと思います。

 

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ペットボトル症候群①

ペットボトル症候群②