肩の関節の痛み(五十肩③)
前回の「五十肩(ごじゅうかた)②」の続きになります。
五十肩(凍結肩)の治療の前に症状についてお話しさせて頂きます。
五十肩(凍結肩)の特徴的な症状は、痛みが強い時は夜間痛(やかんつう)といって寝ていて痛みで目が覚めます。
また、肩関節の動きでの痛みと可動域制限(かどういきせいげん)があり、髪を整えたりする動作(結髪動作 けったいどうさ)や服を着替えるなどの腕を後ろに回す動作(結帯動作 けったいどうさ)が不自由になることがあります。
とくに腕を後ろに回す「結帯動作」で痛みと可動域制限があった場合は、ほとんどの確率で五十肩(凍結肩)といってもいいでしょう!
あとは、レントゲンやMRIなどの画像検査で異常がないことです。
五十肩(凍結肩)の治療は、夜間痛などの痛みが強い場合は、痛みを緩和する治療を行っていきます。
例えば、電気治療、鍼治療(はりちりょう)、肩関節の動きを痛みのない範囲で動かしていく治療(関節モビライゼーション、AKA療法など)、キネシオテープ療法、スパイラルテープ療法などです。
痛みが強さ少なく関節の動きの制限が強い場合は、積極的に肩関節周りの動き(遊び)を出していく治療を行います。
例えば、肩関節周りの可動域を出していく治療(関節モビライゼーション、AKA療法、体操法など)です。
前回のブログ「五十肩(ごじゅうかた)②」でもお話ししたように、五十肩(凍結肩)が回復するのに最短で約6ヶ月、最長で約2年ぐらいになるとお話ししました。
治療するということは、治る期間を短くするということです。
ですので、五十肩(凍結肩)は早期治療・早期回復です!
参考にして頂ければと思います。