逆子(さかご)のお灸

古くから東洋医学の治療で「安産(あんざん)のお灸」というものがあり、それは難産の原因でもある「逆子(さかご)」に対してのお灸治療です。

1952年に石野 信安先生(いしの のぶやす)が、初めて逆子にお灸治療を行い、逆子が治り、それ以降「逆子のお灸」は広がっていると言われております。

 

そもそも胎児(たいじ)はなぜ逆子になるのでしょうか・・・?

実は、はっきりとした原因はわかっておりません!

2つ原因が考えられるとすれば・・・

1つ目の原因は、お母さんの「体の冷え」ではないかと言われております。

胎児は、お腹の中にいるときに少しでも温かく、居心地の良い方へ行こうとする傾向にあります。

女性の体は心臓から遠ければ遠いほど冷えやすく、子宮口側の方が体温が低くなりやすいのが現状です。

通常、胎児の頭は子宮口側にあり下を向いていますが、子宮口側がひんやりとしていれば、胎児は心臓に近い方へと移動し、逆子になってしまうようなことが考えられます。

2つ目の原因は、胎児自身がお腹の中で活発に動き回っていることがあげられます。

お母さんもお腹を蹴る感触を感じている人がほとんどだと思いますが、日中や夜、胎児はお腹の中で活動をしています。

 胎児が動き回ることで、「へその緒(臍帯)」が体に絡まってしまったというエピソードを良く耳にしますが、それは胎児が活発だからそうです。

逆子の原因も、こうやって胎児が動くことでの弊害として考えられます。

逆子になりやすい時期は、妊娠28週ぐらいが多いです。

 

では「逆子のお灸」はどんな治療をするのでしょうか・・・?

足の小指の外側で爪(つめ)の際にある「至陰(しいん)」というツボと、内くるぶしから指4本分でスネの際にある「三陰交(さんいんこう)」というツボにお灸を行います。

逆子の灸(ツボ)

 

産婦人科の検診日に合わせながら治療をしていきます。

当院では、ご本人にセルフでお灸をして頂くためのご指導もさせて頂いております。

 

逆子のまま出産することは母子ともに危険な状態になるため、逆子が治らなかった場合、帝王切開(ていおうせっかい)での出産になります。

そういった意味で、逆子のお灸での改善率は・・・

・妊娠28週が90%
・妊娠32週が80%
・妊娠36週以降が50%程度

といわれております。

参考にして頂ければと思います。

 

逆子

 

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