あばらの痛み(肋骨骨折)

あばらの痛みの代表的な「肋骨骨折(ろっこつこっせつ)」についてお話しさせて頂きます。

肋骨は、外力を受けやすいため骨折が起こりやすくなります。

閉経を過ぎた女性では、骨粗しょう症(こつそしょうしょう)を起こしていることが多いので、軽い外力、激しい咳でも骨折することがあります。

幼少期の肋骨は弾力性があるため、骨折することはまれです。

 

肋骨骨折のほとんどは、肋骨を前後・左右方向から強くぶつけた時に起こります。

また、高齢で骨粗しょう症の進行した人では、過激な筋肉の収縮(咳・くしゃみ)で起こることもあります。

ゴルフのスイングで肋骨を疲労骨折(ひろうこっせつ)することもあります。

典型的な肋骨骨折ですと、肋骨をぶつけたその場所は骨折することは少なく、ぶつけた場所から少し離れた場所を骨折することが多いです。

例えば、肋骨を前後方向からぶつけた時は肋骨の横を骨折し、左右方向からぶつけた時は肋骨の前を骨折することが多いです。

これは、肋骨は弾力性があって“鳥カゴ”のような囲んでいる構造のためです。

 

肋骨骨折
ほとんどの肋骨骨折は2)の外力(介達外力)

 

肋骨骨折の症状は・・・

・痛みのある肋骨の部位を押すと痛い(限局性圧痛)
・深呼吸で息を吸った時に痛みが強くなる(深呼吸痛)
・肋骨を前後・左右に圧迫した時に圧迫していない場所に痛みが出る(介達痛)
・寝ていての起き上がり・寝返りが痛みのため困難

が代表的になります。

 

当院での治療は、バストバンド(下記の図参照)という固定バンドを骨折部が再生または痛みが消失するまで行います。

テーピングという方法もあるのですが、皮膚がかぶれて痒く(かゆく)なることが多く管理が難しいため、当院ではあまり実施しません。

バストバンド

最後に、負傷して肋骨骨折に似た症状があって「負傷した当日あるいは、翌日に整形外科でレントゲン検査をして骨に異常がなかった」ケースの場合です。

このケースの場合、レントゲン検査で骨に異常がなくても肋骨骨折はないとはいえません!

なぜなら肋骨骨折の場合、負傷してから1~2週間ぐらいはレントゲン検査を行っても、レントゲンに骨折線が写らないことが多いです!

つまり、肋骨骨折を見逃される可能性が非常にあります!

そういった上記のケースの場合、当院では肋骨骨折として対応をします。

参考にして頂ければと思います。

 

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