コルセット

腰痛に対して使用される「コルセット」についてお話しさせて頂きます。

コルセットには、硬いコルセット(硬性コルセット)軟らかいコルセット(軟性コルセット)という2つの種類があります。

硬いコルセットは、整形外科での処方のみになりますが、軟らかいコルセットは、市販でも多く売られております。

硬性コルセット 軟性コルセット
 硬性コルセット     軟性コルセット

 

コルセットを装着することによってどのような効果があるかといいますと・・・

腹圧(ふくあつ)の過剰な上昇を抑えることや、体幹(たいかん)の前屈(ぜんくつ ※体を前かがみにする動き)・後屈(こうくつ ※体を反る動き)・側屈(そっくつ ※体を左右の横にたおす動き)を抑える効果があると言われております。

しかし、コルセットの装着による症状の軽減の効果、有効なコルセットの装着期間や装具の種類については様々な意見があり、はっきりとした答えがみつかっていないのが現状です。

 

コルセットは、腰痛の予防策として認識されておりますが、初回の腰痛発症の予防には効果がないという医学的根拠があります。

要するに「腰痛の再発予防には効果がない」ということになります。

急性腰痛(ぎっくり腰)に対しては、「コルセットは腰痛を軽減させる」とオーストラリアの「急性筋骨格系の痛み」ガイドラインでは言われております。

しかし、十分な根拠はありませんし、私の経験からすると「腰痛の状態によっては、コルセットは効果があるものとないもの」があります!

 

コルセットの装着期間は、本来、腰を支えている腰仙椎部(ようせんついぶ)の背筋(はいきん)や腹筋の力が弱くなることから、3ヶ月以上の長期の使用は避けた方がよいと考えられています。

しかし、慢性腰痛の患者様では、コルセットの装着により、コルセット未装着の場合と比較して短時間で腰痛が改善し、持久力も増えると言われております。

また、少なくとも6ヶ月コルセットを装着しても、背筋や腹筋の筋力低下は認められないということも言われております。

したがって、長期間のコルセットの装着は、筋肉を弱くさせるという理論についても、十分な根拠はありません!

 

最後にまとめますと・・・

・急性腰痛(ぎっくり腰)の状態によって、コルセットは痛みを軽減させる。

・慢性腰痛では、コルセットの装着により体幹(たいかん)の筋力は低下しない。

・コルセットの有効な装着時間や種類に関しては、現時点では、一定の見解が得られていない。

 

参考にして頂ければと思います。

 

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