手のしびれ 八王子めじろ台

 

37歳.女性(妊婦さん)  手のしびれ

 

現在妊娠中で臨月(りんげつ ※ 妊娠36週~39週と6日まで)、3週間ぐらい前に右腕~右手にだるさがあり、仕事をしながら近くの整骨院を受診していた(仕事場からすぐなので受診)。

腱鞘炎(けんしょうえん)と言われ、そのまま治療をしながら経過をみていた。

治療をすると楽になるが、また右腕~右手のだるさが出てしまう。

仕事が産休に入り、4日前に右腕~右手にかけ痛みとしびれが出てきた。

様子をみていたが、徐々に痛みとしびれが強くなってきて、夜寝ている時に目が覚めてしまうほどまで痛みとしびれが出てきたため、当院を来院。

 

右手を握る動作(グー動作)と右手で数字を三にする動作が困難で、右親指の付け根の部分に物が当たるとしびれ感が強くなる。

しびれの範囲は、右腕の全体(前腕部 ぜんわんぶ)・右手の平の中指と薬指の間・右手の平の親指の付け根にあり。

右手の手根管部(しゅこんかんぶ)を叩く(チネル徴候)としびれが強くなることはなし。

ファーレンテスト(※ 下記の図を参照)という手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の検査をすると、右手の平の薬指と中指の間にしびれが強くなる。

右腕~右手にかけ、左腕~左手と比較すると”むくみ(浮腫)”がある。

左右の足にも“むくみ(浮腫)”がある。

ファーレンテスト

手根管症候群
※ 図は手根管の中で、手根管症候群は上記の手根管のトンネルの中で神経が圧迫されて症状が出る疾患です。

 

患者様には、妊娠中の女性ホルモンによる影響での手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)の可能性や、右腕~右手にかけてのむくみで圧力が上がり、血管や神経を圧迫させるために痛みやしびれが出ている可能性を説明。

 

治療は、右手の末端~右肩まで血流を改善するために“むくみ”を流すように手でほぐし、手根管を形成している細かい関節に動きをつけるために関節モビライゼーションという手技治療を実施。

治療後、右腕~右手の痛みとしびれが軽減。

2回目の治療する前に経過を聞いてみると、夜寝ている時に目が覚めるほどの右腕~右手の痛みとしびれは全くなく改善。

2回目の治療後、さらに症状軽減したが、妊娠臨月のため治療は終了。

 

妊娠後期になりますと様々な症状が出てくることがあります。

それは、女性ホルモンの影響だと言われております。

妊娠中は女性ホルモンが乱れ、結合組織といわれるものが硬くなったり、結合組織の周りがむくんだりすることがあると言われてます。

例えば、手根管の中で結合組織がむくんで神経を圧迫すれば手根管症候群に、結合組織が硬い状態で手や腕の使用頻度が多ければ腱鞘炎(けんしょうえん)になります。

他にもまだありますが、妊娠中に起きやすい代表的な疾患はその2つになります。

妊娠後期に何らかの症状が出た場合は、我慢せず治療していきましょう!

参考にして頂ければと思います。

 

八王子めじろ台にある『はりきゅう整骨院イシイ』