肥満

肥満は、消費エネルギー(カロリー)よりも摂取エネルギー(カロリー)が上回ることによって、脂肪が過剰に蓄積した状態のことです。

一般には、標準体重よりも20%以上の肥満度を示すものですが、むくみ・妊娠・筋肉の肥大(ひだい ※大きくなる)によるものは関係ありません。

食べ過ぎることで、インスリンというホルモンの過剰な分泌となり、細胞に取り込まれるインスリン受容体(じゅようたい ※インスリンを受け取るもの)が減り、末梢(まっしょう)の組織のインスリンの感受性(かんじゅせい)が低下し、その結果、高脂血症(こうしけっしょう)などを認めてしまいます。

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肥満には、単純性肥満(たんじゅんせいひまん)と症候性肥満(しょうこうせいひまん)の2つがあり、単純性肥満の方が圧倒的に多く(90%以上)、また、遺伝性が関係あるものもあります。

単純性肥満は、いわゆる肥満で運動量が少なく、カロリー絶対量が多い食事と取り、一度に多く食べて、脂肪・炭水化物(糖質)を多く取るとなりやすいです。

症候性肥満は、何か原因のある病気になって起こす肥満になります(ホルモン異常、薬、脳の異常など)。

肥満には、内臓脂肪型肥満(上半身肥満)と皮下脂肪型肥満(下半身肥満)があり、女性の単純性肥満に多く、一般的な肥満は皮下脂肪型肥満になります。

 

肥満の指標は、BMI(Body Mass Index)というものを用い計算式は・・・

BMI = 体重(kg) / 身長(m)×2

となり、BMIが25以上(正常は22前後)を肥満ということになります。

 

肥満の基本的な治療は、食事制限(カロリー制限・糖質制限など)と運動が中心になります。

 

食事制限に関しては、まずは標準体重を必ず知っておきましょう!

標準体重の計算式は・・・

標準体重(kg)=( 身長(cm)× 身長(cm) )× 22

になり、標準体重を知ったうえで1日の摂取するカロリーを求めていきます。

1日程度摂取するカロリー = 標準体重(kg) × 30kcal

が理想といわれております(消費カロリーによっては異なってきます)。

ただし、基礎代謝といわれる必ず最低限取らなくてはならないカロリーというものがあり、それを下回っては絶対にいけません(成人男性:1,400カロリー/日、成人女性:1,100カロリー/日)。

あとは、「野菜→タンパク質→炭水化物」の順に食べて、インスリンの過剰な分泌の働きを抑えたりなどの工夫や、「早食い」を気をつけるということも重要です。

 

運動は、一般的に有酸素運動(ゆうさんそうんどう)がエネルギー(カロリー)の消費とともに、肥満に伴うインスリンの抵抗性の改善にもなるといわれております。

具体的な有酸素運動は、ウォーキング・ランニング・自転車(エアロバイク)・エアロビクスなどになります

 

肥満の改善には色々な方法がありますが、今回は医学的なお話しをさせて頂きました。

よろしければ、参考にして頂ければと思います。

 

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