足首の痛み(足根洞症候群)

足首の外側の痛み(外くるぶし周辺の痛み)の原因に「足根洞症候群(そっこんどうしょうこうぐん)」というものがあります。

足根洞症候群は、一般的に足首の捻挫(ねんざ)をしてそのまま放置した時、また足首の捻挫を繰り返した後に起こりやすい疾患です。

 

足根洞症候群が起こる仕組みは、足首の外側に足根洞(そっこんどう)といわれる、かかとの骨(踵骨 しょうこつ)足首を形成する骨(距骨 きょこつ)の間にある骨間距踵靭帯(こっかんきょしょうじんたい)というトンネルがあります。

そのトンネルの中には、細かな痛みを感じる神経が通っており、それが足首の捻挫を放置、または捻挫を繰り返すことにより、神経が刺激され、足首の外側の痛みになるります。

また骨間距踵靭帯は、足首を安定させる働きがあり、足首の捻挫の程度によっては靭帯が伸ばされて緩くなることも考えられます。

 

 


※ 足首の外側の骨と靭帯と足根洞

 

 

なぜ足首の捻挫をそのまま放置、または捻挫を繰り返していると足根洞症候群が起きるのでしょうか・・・?

足首の捻挫を放置した場合、傷ついた靭帯(じんたい)から内出血を起こし、血腫(けっしゅ)という血の腫れをつくります。

その内出血の量が多いと血腫(けっしゅ)が多くなり、処置をしないと血腫が残ってしまって、足根洞が刺激される結果となり、足首の外側の痛みになると考えられます。

また、捻挫を繰り返している場合は、足首の外側の靭帯が伸びたまま緩んでいる状態となり、足首が不安定で足根洞が刺激されやすくなると考えられます。

 

足根洞症候群の症状は、痛みが強い場合は荷重時の痛みがあり、以下の足首の周辺に痛みがあることが多いです(下記の図参照)。

もちろん足首を動かした時にも痛みがでます。

 


   ※ 左の足首

 

治療は、ヒールを履いたりなど足首に負担をかけないようにして、痛みが強い場合は足首のバンドなどで固定をすることがありますが、固定をしても痛みが変わらない例もありますので、痛みの状態に応じて対応していきます。

その他、超音波治療や電気治療で痛みを軽減する目的で行い、足首周辺のストレッチ、足首の安定をだすためのトレーニングなども状態によっては行います。

 

足根洞症候群のやっかいなところは、痛みは軽減するのですが、ヒールを履いたりなど足首に負担をかけてしまうと、また痛みがでやすく、痛みを繰り返すということが多いです。

とくにスポーツ動作では、慢性の足首の痛みの原因になります。

 

したがって・・・

 

絶対に「たかが足首の捻挫だから治療しなくていっか!」と思わないようにしてください!!

足首の捻挫を起こした時は、応急処置をしっかり行い、改善するまで捻挫の治療をしていくことが足根洞症候群にならないことなんです!

足首の捻挫の後遺症(こういしょう)が足根洞症候群ですので、発症しないためにも足首の捻挫を起こしましたら、しっかり治療していきましょう。

以上です。

参考にして頂ければと思います。

 

 

【八王子市めじろ台 はりきゅう整骨院イシイ】
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