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痛みの悪循環

2018.06.03 | Category: 痛み

痛みには「急性の痛み」と「慢性の痛み」というものがあります。

それぞれの特徴は、体が黄色信号(警告信号)としてアラームみたいに知らせ、短期間でおさまる痛みは「急性の痛み」で、なかなか痛みが取れず、1~3ヶ月以上と長く続く痛みは「慢性の痛み」です。

急性の痛みの場合、その原因となるケガや病気が治れば消えていくものですが、痛みが生じたときに適切な治療をせず、そのまま放っておくと、痛みが別の痛みを引き起こし、慢性の痛みに変わってしまうことがあります。

痛みは、交感神経(こうかんしんけい ※ 自律神経)の緊張と運動神経を興奮させ、血管の収縮や筋肉の緊張を起こします。

その結果、血行が悪くなって酸素がなくなると痛みを起こす物質(ブラジキニン、ププロスタグランジン、セロトニン、ATPなど)の発生につながります。

そして、痛みを起こす物質が神経を刺激し、神経を伝わって脳で「痛い」と感じます。

通常、痛みが生じても交感神経の緊張はおさまり、血行が改善されて、痛みは鎮まってきます。

ところが、痛みが長引くと、血行の悪い状態が続いて「痛みを起こす物質」が多く発生するようになります。

この痛みを起こす物質は、血管を収縮させるため、さらに血行を悪化させ、また「痛みを起こす物質」が発生する、という「痛みの悪循環」を引き起こしていきます。

また、痛みが慢性化すると、痛みを引き起こした原因がなくなっても、痛みを取り去ることがなかなかできなくなります。

さらに、痛みが続くことで痛みにばかり注意が向きがちになり、眠れなくなったり、不安や恐怖からうつ状態につながり、ますます痛みにとらわれて症状が重くなるという悪循環になることもあります(心理的ストレス)。

したがって大事なことは、痛みが慢性化する前に、適切な治療を行って早期に原因を取り除くことが大切です。

急性の痛みは我慢しないようにして、痛みの悪循環を断つため、早期治療をするようにしましょう。

しかし、痛みが慢性化で痛みの悪循環になってしまった場合でも痛みが取れないというわけではありません!

治療期間がかかることもありますが、慢性の痛みでも治療して痛みを改善することは可能です!

その時はご相談して頂ければと思います。

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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肘内障(ちゅうないしょう)

2018.06.02 | Category:

患者様の症例です。

 

2歳.男児  肘内障(ちゅうないしょう)

家族で出かけていた時、お父さんがお子様の右腕を引っ張った時に、突然右腕が動かせずに泣き出した。

泣き止むことはなくご両親が心配になり、近くで日曜日にやっている整(接)骨院をスマホで調べていた結果、当院のホームページを拝見。

電話の問い合わせで「子供が肩がはずれたみたいなので、診てもらえませんか?」と言われ「時間帯はいつでも結構ですので(日曜の診療は予約制のため)、本日ご来院ください」と指示。

評価をしてみると、お子さんは泣きっぱなしで、腕を軽く握って肘を回外方向(腕を外側に捻る動作)に動かすと泣き声が大きくなる。

典型的な肘内障(ちゅうないしょう)。

肘内障についての詳しい説明と、徒手整復法(としゅせいふくほう ※骨折や脱臼している骨や関節を元に戻す治療法)という治療を行っていくことを説明。

お父さんにお子さんを抱っこしたまま、右肘に徒手整復法を約5秒間行い、「コクッ」という音が右肘にしたため整復終了。

お子さんはまだ泣き止まないので、泣き止むまで待機!

5分後・・・

お子さんは泣き止み、右腕も動かせることを確認。

重要なのは、治療後のご両親に対する説明です‼

肘内障とは、5~6歳までの小児に起こり、右肘の橈骨頭(とうこつとう)という骨を輪状靭帯(りんじょうじんたい)という靭帯が囲んでおり、その橈骨頭が輪状靭帯からはずれかかった状態(亜脱臼 ※関節がぬける感じ)のことです。

なぜ起こるかといいますと、両親などが手を引っ張った後に、子どもが痛がって手をだらんと下げて動かさないのが特徴です。

肘内障を起こす小児と、起こさない小児とがいます。

一度肘内障になった小児は、6歳までにまた手を引っ張った時に起こることが多いですが、成長とともに起こらなくなりますので心配はありません。

はすれかかった肘は元に戻す必要があり、この方法を徒手整復といいます。

ほとんどの場合、徒手整復を行えば元に戻りますので、ご心配はいりません!

ですので、ご両親がお子様の腕を引っ張ったときに、急にお子様が腕を動かさなくなって泣いていたらご来院頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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妊娠38週の逆子

2018.06.01 | Category: 症例

今回は当院の患者様の症例です。

 

36歳.女性(保育士) 妊娠38週の逆子(横位)

妊娠38週目(臨月)、当院の来院前日に産婦人科の先生から「逆子(横位)」と言われ、また「1週間後、このままだったら帝王切開(ていおうせっかい)するので入院しましょう」とも言われた。

翌日、ホームページで逆子で調べていたら、近くに逆子の灸を行っている当院をみつけ来院。

帝王切開をしないために、最後まであらゆることをやっていきたいという患者様の想いがあった。

逆子は、胎児が大きければ大きいほど逆子の改善率が低くなることを説明し、患者様も納得の上で逆子の治療を開始。

逆子の整体(骨盤矯正)と逆子の灸を行い、1回目の治療で「お腹にいる胎児が動いた」と言っていた。

3日後に来院することを指示し、それ以外は「千年灸(せんねんきゅう)」を逆子の灸で使うツボ(至陰と三陰交)に毎日1回行うことと、逆子体操を腰が痛くならない程度に行うよう指導した(妊娠中での腰痛もあるため)。

2回目の治療の前に「お腹の上のほうがバタバタしている感じがある」と患者様は言っていた。

もしや・・・と思い、2回目の治療は逆子の灸のみで3日後の産婦人科の検診まで様子見!

そして、3日後の産婦人科の検診後に当院に来院し、「逆子(横位)が戻った」と患者様からご報告を頂きました。

よかったです!

 

妊娠38週(臨月)の逆子の改善率は、50%程度と言われています!

しかし、最後まで諦めずに治療をしていけば、きっと道は開けます!

そんな症例です。

おめでとうございます!

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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正しい傷口の処置

2018.05.31 | Category: 豆知識

皮膚(ひふ)の火傷(やけど)、切り傷(きりきず)、擦り傷(すりきず)などの傷口は、消毒とバンドエイドで処置をしているのが、家庭では一般的だと思われます。

しかし、実はこの昔から行われていた傷口の「消毒 + バンドエイド」の処置は、正しい処置とはいえません!!

なぜなら・・・

皮膚は必ず傷ついたら再生をする仕組みで「消毒 + バンドエイド」の処置は、傷ついた皮膚の再生(治り)を遅らせてしまうこと、深い傷の場合は痕(あと)が残りやすくなること、消毒をすることで痛みを伴うことが主な理由です。

要するに、傷ついた皮膚を消毒することでバイ菌を殺すことは正しいことなのですが、同時に皮膚の再生に必要な菌(常在菌 じょうざいきん)も殺してしまう結果になり、皮膚の再生(治り)が遅れてしまうわけです(消毒は“しみる”といった痛みも伴います)。

また、バンドエイドは、傷口を乾燥させてしまうと“かさぶた”ができ、皮膚の再生(治り)を遅らせてしまいます。

“かさぶた”が好きで、自分で“かさぶた”をはがすと気持ちいいという人は別ですが・・・(笑)

では近年、傷口はどういった処置が良いのでしょうか?

答えからいいますと「傷口は湿らせる(潤わせる)」ことなんです!

湿潤療法(しつじゅんりょうほう)、うるおい療法とも言われております。

この湿潤療法は、傷口の再生(治り)を早め、傷の痕(あと)が残らない(傷の深さにもよりますが)、しみるといった痛みを伴わないのが特徴になります。

その具体的な方法は・・・

皮膚が傷ついた → 水でキレイに洗う(とくに傷口に泥や砂がある場合は、しっかり水でキレイに流す) → キズパワーパッド(バンドエイド)をする

が家庭でもできる処置になります。

もう一つの方法としては、傷口を水でキレイに流した後に「市販のワセリンをサランラップに塗って、傷口に当てテープで止める」というやり方もあります。

よく湿潤療法をしていると傷口の場所が「水っぽくグチュグチュしてて膿んでいるんじゃないか」と思われますが、あれは浸出液(しんしゅつえき)といって、皮膚が再生する過程で必要になりますので、気にすることは全くありません!

昔から言われている傷口の処置は、現在もまだ行われています。

それは、傷口を湿らせるといった教育や指導(教科書がないため)がされてなく、周りにしんとうされていないためと言われております。

このブログをご覧になられた方々は、ご自分のケガ・お子様のケガなどに是非お役に立て頂ければと思います。

傷口がひどい場合は、専門のお医者さん(外科)に相談してくださいね。

以上です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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痛みのピーク時間

2018.05.30 | Category: 痛み

人間には、自然に治そうとする力(自然治癒力)があります。

とくに急性の痛みは、そこが危険ということを知らせてくれる警告信号(アラームサイン)で、基本的に問題がなければ徐々に痛みが治まってきます(慢性の痛みは別です)。

その中で、痛みにはピーク時間などの痛みの回復をみる「痛みの回復曲線(かいふくきょくせん)」というグラフ曲線があります。

グラフで痛みの回復曲線を説明すると難しくなるので、ここでは省略させて頂き結論を説明します。

治療院の急性の痛みで非常に来院の多い「急性腰痛(ぎっくり腰)」を例にお話しさせて頂きます。

急性腰痛(ぎっくり腰)の状態によっても変わってきますが、一般的に急性腰痛(ぎっくり腰)の痛みの回復曲線は・・・

 

 放って置いた場合、30歳以下では24時間後(負傷してから翌日)に痛みがピークになります。

 放って置いた場合、40歳以上では48時間後(負傷してから2日)に痛みがピークになります。

③ 放って置いた場合、30歳代では①、②のどちらかになります。

 

この結果から何が言いたいかといいますと・・・

例えば②の場合、急性腰痛(ぎっくり腰)を起こして当日に治療院に来院したとします。

痛みのピーク時間が負傷してから2日ですので、その当日に治療をしますと翌日にかえって痛みが増してしまう可能性があります(腰痛の状態、治療内容によっても変わりますが)。

この場合基本的には、負傷してから2日後に治療することが望ましいといえます。

急性腰痛(ぎっくり腰)にかかわらず、首の寝ちがえ・捻挫(ねんざ)・打撲(だぼく)・肉離れなどの急性の痛みも同じことがいえます(これも治療内容にもよりますが)。

すぐ治したいと思って、すぐ治療をしてしまうとマイナス効果になってしまうこともありますので、参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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