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痛みと脳①

2018.07.13 | Category: 痛み

私たちは「痛み」という症状をからだの異常のサインとして受け取っています。

痛みを感じるということは、そこに異常があることを知らせてくれるサインで、からだを守る重要な役割をもちます。

ところが、痛みがあると日常生活に支障がでたり、痛みにとらわれてうつ状態になったりするなど、マイナスの影響を及ぼすこともあります。

痛みとは、「からだの組織が何らかの原因で傷ついたとき、あるいはからだのどこかに病的な異常があるときに感じる不快な感覚」です。

また、「こうした傷や病的な異常がなくても生じる」のも痛みの特徴です。

痛みは、誰かが客観的に評価するようなものではなく、その本人が「痛い」と言えば、「そこに痛みがある」と自覚的なものになります。

つまり、痛みは感覚で、その感覚はどこで感じるかといいますと「脳」になります。

痛みには「急性の痛み」と「慢性の痛み」があります。

急性の痛みは、何らかの原因があって生じる急激な痛みでさほど問題にはなりませんが、慢性の痛みの場合、「長期間(3ヶ月以上)にわたって生じている痛み」で、言い換えると「痛みの原因となるような損傷や異常はもう治ってしまっているが、痛みだけがまだ残っている状態」ということです。

例えば、痛みを起こしている原因の手術をしたが、まだ痛みがある状態が1つです。

すなわち、痛みが起こっている患部には異常がなく、脳の痛みを感じる仕組みの何らかの異常で「そこが痛い」と感じている現象の可能性があります。

それが近年医学的にいわれている「慢性の痛みの原因は、脳の機能の異常である」といわれるものです。

では、その慢性の痛みの原因である脳の機能の異常とは一体どういうものなのでしょうか?

現在、脳の機能の異常は・・・

・脳のDLPFC(背外前頭前野)の機能の低下

・脳の側坐核(そくざかく)の活性の低下

の2つが主にいわれています。

脳のDLPFC(背外前頭前野)は、痛みの情報を受け取った脳が興奮するのを鎮める働きがあります。

その部分に機能の低下が起きると、痛みを抑制することが困難になり、痛みが慢性化してきます。

“やる気”に関わる脳の側坐核は、痛みを抑える物質を出す働きがあります。

ところが、ストレスを受けると側坐核の機能が変化し、痛みを抑える物質が少なくなり、

痛みの慢性化はもちろんですが、わずかな刺激も痛みとして感じるようになってきます(痛みの過敏)。

そうなりますと、どういった対処法があるのでしょうか?

対処法に関しては、また改めてお話しさせて頂きます。

今回は以上です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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