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ロキソニン

2018.05.14 | Category: 痛み

整形外科に通院されますと、痛み止めの薬でロキソニンを処方されたことありませんか?

または、市販の湿布薬でロキソニンの湿布を買われたことありませんか?

痛みがありますと普段の生活に支障をきたし、最悪の場合、痛みのためにうつ状態になることもあります。

そのために、痛みを軽減させるために整形外科では、ロキソニンを処方することが多くあります。

ということで、今回は痛み止めの薬の「ロキソニン」のお話しをさせて頂きます。

ロキソニンはNSAIDs(エヌセッズ ※非ステロイド性抗炎症薬)という種類の薬で、炎症のある痛みに対して効果の高い薬になります。

少し難しいお話しをさせて頂きますが、ロキソニンを含むNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の作用について簡単にお話しさせて頂きます。

アラキドン酸というものがあり、アラキドン酸は、細胞の膜から遊離(ゆうり)した脂肪酸(しぼうさん)のことで、そのアラキドン酸を原料として、脂質の伝達を作る代謝の経路のことを「アラキドン酸カスケード(下記の図参照)」といいます。

ロキソニンを含むNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、上記のアラキドン酸カスケードの図の真ん中にあります「COX(シクロオキシナーゼ)」という場所を抑制するように働き痛みを抑制する薬の仕組みになります。

ちなみに、上記のアラキドン酸カスケードの図の上にあります「ホスホリバーゼA2」という場所を抑制するように働く薬は、皆さんも名前を聞いたことがあります「ステロイド」です。

要するに、ロキソニンを含むNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、炎症のある痛みセンサーが刺激されて起こっている痛み(侵害受容性の痛み)に効果が高いということになります。

難しいお話しを失礼しました。

ところで皆さんは、ロキソニンを服用(飲み薬・湿布)して痛みに対して効果がありましたか?

おそらくは、効果があった方と効果が少なかった、またはなかった方に分かれると思います。

効果があった方は、基本的に炎症がある痛みで、すなわち、急性の痛みで痛みセンサーが刺激されて起こっている炎症の痛み(侵害受容性の痛み)だったと思われます。

効果が少なかった、またはなかった方は、基本的にその逆で炎症のない痛みで、すなわち、慢性の痛みか、もしくは痛みセンサーが刺激されている痛み(侵害受容性の痛み)ではなく他の原因がある痛みだった(神経性の痛みなど)と思われます。

これらは、絶対というものではありませんので一概にはいえませんが、理論上のお話しになります。

炎症があるかどうかを判断するのは、正直非常に難しいところです。

ロキソニンを含むNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)で怖いのが副作用です。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の副作用は様々ありますが、とくに多いのが飲み薬での「胃の粘膜があれる(胃腸障害)」ことです。

最悪の場合は、NSAIDs潰瘍(エヌセッズかいよう)」といって胃潰瘍(いかいよう)になることもあります!

ロキソニンを処方された時に「胃の粘膜を保護する薬(セルベックス・ムコスタなど)」といっしょに処方されたことありませんか?

そういった副作用を防ぐ理由だからなのです。

痛みのためにロキソニンを服用して痛みが抑制し、また痛くなったときに服用してを長期間繰り返している人がいます。

おそらく、これはロキソニンに依存している可能性があり、逆に言えば副作用の危険性が高くなります。

当院の患者様の多くは、「ロキソニンを飲んでるが痛みが変わらない」または「ロキソニンの服用を繰り返している」という方が多くご来院されます。

ロキソニンを服用してその痛み本当に改善してますか?

ロキソニンが効果が少ない、あるいは効果がない場合、痛みの改善方法は他にもあります!

痛みの治療は様々あり、当院でも治療はもちろんですが、痛みのための生活のご指導をしっかりさせて頂きます。

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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