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太ももの裏の肉離れ(ハムストリングスの肉離れ)

2018.06.04 | Category: スポーツでのケガ

太ももの裏の痛みの外傷(がいしょう)で多い「ハムストリングスの肉離れ」についてお話しさせて頂きます。

まずハムストリングスとは、腿(もも)の裏にある3つの筋肉のことで、内側にある半腱様筋(はんけんようきん)・半膜様筋(はんまくようきん)と外側にある大腿二頭筋(だいたいにとうきん)になります。

このハムストリングスが、ダッシュ・切り返し・急激なストップ動作・走っている最中などによって、筋肉が損傷(そんしょう)する起こることがあります。

これを「ハムストリングスの肉離れ」といいます。

ハムストリングスの肉離れは、誰でも起こすということはなく、起こす要因というものがあります↓

 筋肉の疲労
 一度ハムストリングスの肉離れを起こしての再発
 筋肉の柔軟性(じゅうなんせい)の低下
 適正なウォーミングアップの不足
 左右のハムストリングスの筋力バランスが悪い
ハムストリングスと腿(もも)の前にある大腿四頭筋の筋力バランスが悪い など

が要因として考えられます。


ハムストリングスの肉離れの症状は、損傷している筋肉の部位に腫れ・あざ(内出血)・筋肉の硬いしこりや陥凹などが重症度によってみられます。

また、ハムストリングスをストレッチ(伸ばす)すると痛みが強くなり、ハムストリングスに力を入れても痛みが強くなることが重症度によってみられます。

とくに筋肉に陥凹がある場合、損傷が重症に近いことを意味し、損傷後に数時間経過しますと、内出血した腫れ(血腫 けっしゅ)が筋肉の損傷した部分を満たし、損傷部が触れにくくなります。

そして、治療もせずに放置しておりますと(重症度によりますが)、損傷した筋肉部分が瘢痕化(はんこんか やけどした皮膚に変なあとが残ったという状態が瘢痕化です)というものになり、瘢痕化してしまいますと、柔軟性や血行に乏しくなり、再発や違和感が残るといった後遺症(こういしょう)になります。

ハムストリングスの肉離れの治療は、この瘢痕化を残さないということが全てとなり、そのためには、内出血したかたまり(血腫)を、多少の痛みを伴ってもマッサージ・鍼(はり)・高周波の電気などの刺激で除去していく必要があります(ハムストリングスの肉離れ慢性期での治療)。

ハムストリングスの肉離れの慢性期の治療を先にお話ししてしまいましたが、急性期の治療は、応急処置でのRICE(ライス)処置」になります。

RICE処置とは・・・

R  患部の安静
I  患部のアイシング(冷却)
C  患部の圧迫
E  患部を心臓より高く挙げる(高挙)

※ イラストでは足首になってますが、これをハムストリングスの患部に行います。

RICE処置は、早ければ早いほど効果が高く、遅ければ遅いほど効果が薄くなります。

また、キネシオテーピングは筋肉に似た素材でできたテープですので、損傷した筋肉の保護には効果的です。


ハムストリングス以外の肉離れにも言えることですが、人間の損傷した筋肉の組織は必ず再生していきます。

しかし、しっかり治療をしないでいますと、筋肉の組織の再生に影響が出てきます。

ですので、絶対に早期治療、そして早期予防です!

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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