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スポーツでのケガの記事一覧

捻挫(ねんざ)

2018.07.18 | Category: スポーツでのケガ

捻挫(ねんざ)とは、骨と骨をつなぐ関節が何らかの原因でねじられ、骨以外の靭帯(じんたい)、関節包(かんせつほう)や筋肉などの軟部組織(なんぶそしき)が損傷した状態です。

「捻挫 = 靭帯の損傷」といっしょにすることが多いですが、必ずしもイコールではありません。

代表的な捻挫を起こす場所は、足首が最も多く、次いで膝、肩、肘、手首・指になります。

ほとんどが、スポーツでケガすることが非常に多いです。

捻挫には、損傷度の分類というものがあります。

Ⅰ度損傷(軽症)⇒ 関節の構造物の一部線維の断裂で、関節包は温存されている

Ⅱ度損傷(中等度)⇒ 関節の構造物の部分断裂で、関節包も損傷されることが多い。ときには線維が引き伸ばされた状態になることもある

Ⅲ度損傷(重症)⇒ 関節の構造物の完全断裂で、関節包も断裂している

一般的な捻挫の症状は上記の損傷の分類でいいますと、Ⅰ度損傷(軽症)では、圧痛(傷めた部位を押すと痛い)、軽い腫れ、関節の運動制限を認めることが多く、Ⅱ度損傷(中等度)では、さらに内出血、関節の不安定性が認めることが多く、Ⅲ度損傷(重症)では、Ⅱ度損傷の症状が強くなり、関節がグラつくほどの不安定性が認めることが多いです。

捻挫を評価する場合、まず骨折があるかどうかを確認します(レントゲン検査が確実です)。

関節まわりの組織が損傷をしているため、捻挫の基本施術は安静と患部の固定が必須です。

固定の期間は、症状の程度や年齢によって異なりますが、数日~数週間ぐらい行います。

固定中や固定後には、関節が硬くなりやすいため、手で関節の動きを良くする施術や運動的な体操を行います。

そして、徐々に回復して施術終了となります。

捻挫の応急処置に「アイシング(冷やす)」をしたほうがよいといわれますが、これには賛否両論あり、近年のアメリカのスポーツ医学ではアイシングを完全に否定しています。

その理由は以下の通りです。

「アイシング(冷やす)することによって捻挫の炎症の痛みを軽減することはできるかもしれないが、冷やすことで患部の血流が悪くなり、損傷した組織の回復(再生)を遅らせ、結果治りが遅くなる」

というものです。

つまり、組織を損傷すると患部に「炎症」といわれる体を守る反応が起こり、その体を守る反応をアイシング(冷やす)することによって、炎症を抑えてしまうと逆に害を及ぼす可能性があるという見解です。

いわれてみればその通りで当院では、捻挫のケースによってはアイシング(冷やす)は行いません。

捻挫は、最初にきっちり固定しないと靭帯が伸びたまま再生してしまいます。

そうなりますと、関節に緩みが生じて、少しひねっただけでも踏ん張りがきかずに再び捻挫を起こしてしまうことがあります。

これが、いわゆる「捻挫はクセになる」といった状態です(すでにクセになっている人は対処法が変わります)。

ですので、たかが捻挫とは考えずに、放置せずしっかり施術をしていきましょう!

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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投球での肩の痛み

2018.06.20 | Category: スポーツでのケガ

投球での肩の痛みのことを「投球障害肩」といいますが、投球だけでなく、テニスのサーブ、バドミントンのスマッシュ、バレーボールのスパイクなどの肩を上から回す動作(オーバーヘッドモーション)でも同じ障害が起こることから、これも投球障害肩に含まれます。

投球での肩の痛みの場合、まず大切なことは・・・

・肩の前が痛むのか?

・肩の上が痛むのか?

・肩の後ろが痛むのか?

を判別します。

これによって、肩のどこが痛みがあるのかある程度推測されます。

また投球の場合、投球モーションのどこで肩が痛むのかが重要となり、ほとんどの場合、下のイラストの「フォロースルー期(ボールを投げるとき)」に痛むことが多いです。

投球での肩の痛みは、身体の機能的な原因も考えられます。

・肩甲骨の柔軟性が少なく、繰り返しの投球で肩に負担がくる

・肩のインナーマッスルの筋力が弱く肩に負担がくる

・背骨・骨盤の柔軟性が少なく、繰り返しの投球で肩に負担がくる

・股関節の柔軟性が少なく、上半身だけで繰り返しの投球してしまい肩に負担がくる

・下半身の筋力が安定しなく、繰り返しの投球で肩に負担がくる

などです。

つまり、身体の筋肉・関節は繋がって連鎖的に動くため、肩だけの原因とは限らないということになります。

肩の痛みだと肩だけを重視してみることが多いのですが、実は肩以外の原因が隠れていることも少なくありません!

原因は肩だけではない!

当院では、全身からアプローチをしていきます。

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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脚のつけ根の痛み(鼠径部痛症候群)

2018.06.14 | Category: スポーツでのケガ

脚のつけ根(股関節)の痛みの鼠径部痛症候群(そけいぶつうしょうこうぐん)は、グロインペイン症候群ともいわれ、ランニングや起き上がり、キック動作などお腹に力を入れたときに鼠径部やその周辺に痛みが生じるものです。

サッカー選手に多くみられ、一度なると慢性的になるのが特徴です。

体幹から股関節の周辺の筋肉や関節の柔軟性(可動性)の低下による拘縮(こうしゅく ※硬くなること)や骨盤を支える筋力(安定性)低下による不安定性、体幹と脚の動きが効果的に連動すること(協調性)ができず不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じ、症状が慢性化していくものです。

何らかの原因で柔軟性(じゅうなんせい)・安定性(あんていせい)・協調性(きょうちょうせい)に問題が生じたまま、無理にプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能的な障害が生じやすくなります。

また、片足で立ってキックを多くするサッカーの動作そのものが発症の誘因にもなります。

当院での施術は、体の状態をしっかりと評価し、体幹・股関節の柔軟性・安定性・協調性を出すために、手技や体操法などで改善を目指していきます。

また、再発しないための予防もしっかりと行っていきます。

鼠径部痛症候群は、長期にわたっての施術が必要になることが多いので、根気が必要になります。

ですので、諦めず施術をしていきましょう!

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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太ももの裏の肉離れ(ハムストリングスの肉離れ)

2018.06.04 | Category: スポーツでのケガ

太ももの裏の痛みの外傷(がいしょう)で多い「ハムストリングスの肉離れ」についてお話しさせて頂きます。

まずハムストリングスとは、腿(もも)の裏にある3つの筋肉のことで、内側にある半腱様筋(はんけんようきん)・半膜様筋(はんまくようきん)と外側にある大腿二頭筋(だいたいにとうきん)になります。

このハムストリングスが、ダッシュ・切り返し・急激なストップ動作・走っている最中などによって、筋肉が損傷(そんしょう)する起こることがあります。

これを「ハムストリングスの肉離れ」といいます。

ハムストリングスの肉離れは、誰でも起こすということはなく、起こす要因というものがあります↓

 筋肉の疲労
 一度ハムストリングスの肉離れを起こしての再発
 筋肉の柔軟性(じゅうなんせい)の低下
 適正なウォーミングアップの不足
 左右のハムストリングスの筋力バランスが悪い
ハムストリングスと腿(もも)の前にある大腿四頭筋の筋力バランスが悪い など

が要因として考えられます。


ハムストリングスの肉離れの症状は、損傷している筋肉の部位に腫れ・あざ(内出血)・筋肉の硬いしこりや陥凹などが重症度によってみられます。

また、ハムストリングスをストレッチ(伸ばす)すると痛みが強くなり、ハムストリングスに力を入れても痛みが強くなることが重症度によってみられます。

とくに筋肉に陥凹がある場合、損傷が重症に近いことを意味し、損傷後に数時間経過しますと、内出血した腫れ(血腫 けっしゅ)が筋肉の損傷した部分を満たし、損傷部が触れにくくなります。

そして、施術せずに放置しておりますと(重症度によりますが)、損傷した筋肉部分が瘢痕化(はんこんか やけどした皮膚に変なあとが残ったという状態が瘢痕化です)というものになり、瘢痕化してしまいますと、柔軟性や血行に乏しくなり、再発や違和感が残るといった後遺症(こういしょう)になります。

ハムストリングスの肉離れの治療は、この瘢痕化を残さないということが全てとなり、そのためには、内出血したかたまり(血腫)を、多少の痛みを伴ってもマッサージ・鍼(はり)・高周波の電気などの刺激で除去していく必要があります(ハムストリングスの肉離れ慢性期での施術)。

ハムストリングスの肉離れの慢性期の施術を先にお話ししてしまいましたが、急性期の施術は、応急処置でのRICE(ライス)処置」になります。

RICE処置とは・・・

R  患部の安静
I  患部のアイシング(冷却)
C  患部の圧迫
E  患部を心臓より高く挙げる(高挙)

※ イラストでは足首になってますが、これをハムストリングスの患部に行います。

RICE処置は、早ければ早いほど効果が高いことが報告されており、逆にいいますと遅ければ遅いほど効果が薄くなります。

また、キネシオテーピングは筋肉に似た素材でできたテープですので、損傷した筋肉の保護には効果的です。


ハムストリングス以外の肉離れにも言えることですが、人間の損傷した筋肉の組織は必ず再生していきます。

しかし、しっかり治療をしないでいますと、筋肉の組織の再生に影響が出てきます。

ですので、絶対に早期施術、そして早期予防です!

参考にして頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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ダーツでの肘の障害

2018.05.26 | Category: スポーツでのケガ

ダーツでの障害は、オーバーユース(投げ過ぎ)での障害がほとんどになります。

その中で代表的な「肘(ダーツ肘ともいうこともあります)」になります。

ダーツでの肘の代表的な障害として・・・

・肘周りの筋肉の障害(腕橈骨筋・上腕二頭筋・円回内筋・他の前腕(ぜんわん)の筋群)
・上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん ゴルフ肘・野球肘)
・上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん テニス肘)
・肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
・肘頭窩インピンジメント(ちゅうとうかいんぴんじめんと)

があります。まずは、下記のダーツの投げ方の図をご覧ください↓

投げ方をご覧頂いて、各肘の障害についてお話しさせて頂きます。

 

【肘周りの筋肉の障害(腕橈骨筋・上腕二頭筋・円回内筋・他の前腕(ぜんわん)の筋群)】

・ 投げる時の力の加減や筋肉疲労が問題のことが多いです。
・ とくに力の加減は、いわゆる「力が入り過ぎる」ことが多く筋肉痛の原因です。
・ 肘の前にある筋肉(上腕二頭筋、円回内筋など)の緊張が強くなると「肘が伸びづらくなる」といったことが起こります。
・ 対処法は、毎日のストレッチ・投げる回数・頻度を抑えることです。

前腕の屈筋群・上腕二頭筋のストレッチ方法

 

【上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)】

・ 手の平を上にして、肘の内側にある骨の突起を“上腕骨内側上顆”といい、前腕の前にある筋群(前腕屈筋群といいます)と手の平にある指の筋肉がここに付着します。
・主にダーツでの投げる「リリース→フォロースルー」の動作の時に起こりやすいです(前腕屈筋群を使うための)。
・ 上記の投げる動作の繰り返しにより、筋肉の付着部に炎症が起こり肘の痛みの原因となります。
・ 痛みのあるままダーツを続けてしまうと痛みがなかなか取れづらくなり、また症状が進行すると、肘が曲がったまま伸びにくくなります。
・ 対処法は、肘周りの筋肉の障害と同様です。

 

上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん

・ 手の平を上にして、肘の外側にある骨の突起を“上腕骨外側上顆”といい、前腕の後ろにある筋群(前腕伸筋群といいます)と手の甲にある筋肉がここに付着します。
・ 主にダーツでの投げる「テークバック」の動作に起こりやすいです(前腕伸筋群を使うため)。
・ 上腕骨内側上顆炎同様、上記の投げる動作の繰り返しにより、筋肉の付着部に炎症が起こり肘の痛みの原因となります。
・ 上腕骨内側上顆炎ほど発生頻度は少ないです。
・ 対処法は、肘周りの筋肉の障害と同様です(ストレッチ方法は違うので下記の図を参照ください)。

 前腕の伸筋群のストレッチ方法

 

【肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)】

・ 肘の内側にある上腕骨内側上顆の後ろに尺骨神経(しゃっこつしんけい)という神経が通るトンネルを肘部管(ちゅうぶかん)といいます。この肘部管で尺骨神経が圧迫を繰り返し刺激され症状が出るものが肘部管症候群でする。
・ 肘部管症候群の症状は、主に小指と薬指のしびれ感(ピリピリ感)や麻痺した感覚になります。
・ よく肘の内側を打ちますと、腕から手のほうにかけて電気が走るような痛みが出ることがあります。あれが肘部管を打って尺骨神経が刺激される痛みです。
・ ダーツでの投げる「ユーミング(セットアップ)→テークバック」の時に起こりやすいです(尺骨神経が伸ばされるため)。
・ ダーツの投げる動作の繰り返しにより起こしやすくなります。
・ 対処法は、投げる回数・頻度を抑えることと、症状が出ましたらダーツを休みしましょう。

 

【肘頭窩インピンジメント(ちゅうとうかいんぴんじめんと)】

・ 肘頭窩(ちゅうとうか)とは、肘の後ろにある肘頭というものが肘を完全に伸ばした時にハマる場所のことです(下記の図参照)。肘を曲げた時は肘頭は肘頭窩にハマっていません。
・ ダーツでの投げる「フォロースルー」の際に、肘を完全に伸ばしきった状態になり、肘頭が肘頭窩にハマります。ハマった時に関節の袋(関節包)が繰り返し挟まれることがあり、その結果肘の後ろが痛みます。
・ ダーツでの障害頻度はそんなに多くありません。
・ 対処法は、投げる回数・頻度を抑えることです。

 

以上で主なダーツの肘の障害についてお話しさせて頂きましたが、これはダーツの投げる動作の仕組みを考えた上でのお話しになります。

ダーツをやっている人全てが肘の障害になるという事ではありません。

もしかしたら肘ではなく、肩の障害や背中の障害などを起こすこともあります。

無理のない範囲で障害を起こさないようにダーツを是非楽しんでください。

以上です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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