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肘内障(ちゅうないしょう)

2018.06.02 | Category:

患者様の症例です。

 

2歳.男児  肘内障(ちゅうないしょう)

家族で出かけていた時、お父さんがお子様の右腕を引っ張った時に、突然右腕が動かせずに泣き出した。

泣き止むことはなくご両親が心配になり、近くで日曜日にやっている整(接)骨院をスマホで調べていた結果、当院のホームページを拝見。

電話の問い合わせで「子供が肩がはずれたみたいなので、診てもらえませんか?」と言われ「時間帯はいつでも結構ですので(日曜の診療は予約制のため)、本日ご来院ください」と指示。

評価をしてみると、お子さんは泣きっぱなしで、腕を軽く握って肘を回外方向(腕を外側に捻る動作)に動かすと泣き声が大きくなる。

典型的な肘内障(ちゅうないしょう)。

肘内障についての詳しい説明と、徒手整復法(としゅせいふくほう ※骨折や脱臼している骨や関節を元に戻す治療法)という治療を行っていくことを説明。

お父さんにお子さんを抱っこしたまま、右肘に徒手整復法を約5秒間行い、「コクッ」という音が右肘にしたため整復終了。

お子さんはまだ泣き止まないので、泣き止むまで待機!

5分後・・・

お子さんは泣き止み、右腕も動かせることを確認。

重要なのは、治療後のご両親に対する説明です‼

肘内障とは、5~6歳までの小児に起こり、右肘の橈骨頭(とうこつとう)という骨を輪状靭帯(りんじょうじんたい)という靭帯が囲んでおり、その橈骨頭が輪状靭帯からはずれかかった状態(亜脱臼 ※関節がぬける感じ)のことです。

なぜ起こるかといいますと、両親などが手を引っ張った後に、子どもが痛がって手をだらんと下げて動かさないのが特徴です。

肘内障を起こす小児と、起こさない小児とがいます。

一度肘内障になった小児は、6歳までにまた手を引っ張った時に起こることが多いですが、成長とともに起こらなくなりますので心配はありません。

はすれかかった肘は元に戻す必要があり、この方法を徒手整復といいます。

ほとんどの場合、徒手整復を行えば元に戻りますので、ご心配はいりません!

ですので、ご両親がお子様の腕を引っ張ったときに、急にお子様が腕を動かさなくなって泣いていたらご来院頂ければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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