雨が降ると痛くなる、雨が降ると古傷の痛みが強くなる、台風が近づくと痛くなる、そんなお悩みはありませんか?
天気のせいで痛みを起こし、また体調不良を起こすものを気象病といいます。
気象病は別名「天気痛」ともいわれ、日本全国1,000万人以上の人がお悩みになられているといわれています。
ビニール袋を気圧の低いところに置いておくと膨らむのをご存知ですか?
実はこれと同じ現象が人間の体にも起こっています。
耳の中にある「内耳」という部分には圧を感じるセンサーがあり、雨が降って天気が悪くなると気圧が下がったことを察知して「気圧が下がっている!」という信号を脳に送ります。そして、脳が体を膨らむのを抑えるために縮むように指令を出し、体をコントロールしています。
ところが、わずかな気圧の変化に対して、耳の中にある内耳が過剰に反応を起こし、脳から急激に体を縮むよう指令が出て、自律神経(交感神経)の緊張が起こります。
そうなりますと、体にある小さな血管を過剰に収縮させて血流が悪くなり、痛みや体調不良を起こす人がいます。これが気象病の仕組みになります。
気象病は、耳が敏感な人が起こしやすく、すなわち「三半規管(さんはんきかん)が弱い人」「乗り物酔いをしやすい人」が起こしやすいといわれています。
気象病は、自律神経(交感神経)の緊張が起こり、耳の中の内耳の圧センサーが過剰に反応し、小さな血管を過剰に収縮させて血流が悪くなります。血流が悪くなると酸素不足が生じて痛みのセンサーが反応して痛みを起こします。
当院では血流を良くするために、気象病の各症状に対しての施術と耳をアプローチをしていきます。また、予防法もお教え致します。
気象病でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。