原因不明の痛み・しびれは、筋膜やFascia(ファシア 膜)にできるトリガーポイント(いわゆる頑固なこり)での「筋膜性疼痛症候群(MPS)」かもしれません!
筋肉の中に「筋硬結(きんこうけつ)」ができると、その部分を押すと痛みを感じるようになります。
こうした筋肉の場所を「圧痛点(あっつうてん)」と呼んでいます。圧痛点のなかには、押すとその場所だけが痛むのではなく、他の場所に痛みが広がるものがあり、これを「トリガーポイント」といいます。
また、他の場所に痛みが広がることを「関連痛(かんれんつう)」といいます。
トリガーポイントができる仕組みは、はっきりとはわかっていませんが、次のようなことが考えられています。
急激な動きや繰り返し行う動作によって、筋肉に強い力が加わると小さな損傷が生じてきます。そうしますと、筋肉の細胞からカルシウムが放出され、こうなると運動した翌日ぐらいから、痛みやこわばりが出てきます(遅発性筋痛)。通常は3~7日ぐらいで改善されることが多いですが、続けて運動したり、筋肉が冷えたりして血流状態が悪いと、元に戻りづらくなり、筋拘縮(きんこうしゅく)という状態になります。
筋拘縮の状態がなかなか元に戻らなくなると、筋肉の頑固なこりとなって、悩ませることになります。この筋肉の頑固なこりが押さえると痛み、しびれが放散するトリガーポイントになるといわれています。
・顔まわり筋肉のトリガーポイント → 歯の痛み、顎(あご)の痛み、めまい、耳鳴り、眼精疲労、頭痛など
・首・肩まわり筋肉のトリガーポイント → 頭痛、顔の痛み、眼精疲労、めまい、腕の痛み・しびれなど
・腰・お尻まわり筋肉のトリガーポイント → 腰痛、坐骨神経痛、足のしびれなど
・太もも・足まわりの筋肉のトリガーポイント → 膝の痛み、足のしびれ、脚のだるさなど
・腕まわりの筋肉のトリガーポイント → 肘の痛み、手のしびれ、手のだるさなど
当院では、まずカウンセリングで痛み・しびれの状態を確認し、検査で動かした時に痛みが出るか?
どこの筋肉に問題があるか?評価をしていきます。
当院でのトリガーポイントの施術は、ほぐし、鍼、キネシオテープを行っていきますが、患者様の状態によって決めさせて頂き、その患者様に合った施術をご提案していきます。
詳しくはお気軽にご相談ください。