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腰痛の記事一覧
第三の腰痛ともいわれている障害で、お尻の皮膚を走る神経が骨盤の骨の所で擦れたり、癒着されて痛みを起こす障害です。
とくに上殿皮神経と中殿皮神経が障害され、痛みが長引いてしまう腰痛が特徴です。
猫背や仙骨が当たったまま長時間座ってしまっている不良姿勢、お尻の筋・筋膜も硬さなどによって、殿皮神経が圧迫・絞扼されることによって生じることが多いです。
症状は重症度によって様々ですが、寝返りでの痛み、起き上がりでの痛み、長時間座っての痛み、腰の前かがみでの痛みなどがあります。
当院では主に鍼、キネシオテーピング、殿皮神経リリース(手技)で施術をしています。
症状に変化がない、または改善の見込みがない場合は、整形外科で手術の検討を考慮することもあります。
殿皮神経障害は、整形外科での画像検査(レントゲンやMRI)では異常が出なく、見逃されることも多くあります。
殿皮神経障害の患者様を多くみてきましたが、施術をして症状が軽減するのに数ヶ月かかってしまうことがあり、本当に長引いてしまう腰痛です。
施術を継続して改善を目指していきます。
2019年6月11日(火)のテレビ放送「名医とつながる!たけしの家庭の医学(2時間スペシャル)」で、肩こりの最新アプローチ法という内容で「ハイドロリリース」という方法がご紹介されました。
ハイドロリリースは「Fascia(ファシア)リリース」ともいわれ、整形外科分野では近年注目されているアプローチ法です。
ハイドロリリースとは、簡単にいいますと、エコー(超音波画像)を観察しながら、筋膜の癒着、または筋肉と筋肉の間にあるFascia(結合組織(けつごうそしき))の癒着に生理食塩水を注射して滑らかにしていくという方法です。
筋膜や関節包などの「Fascia(結合組織)」は、過度の使い過ぎや長時間の不良姿勢などによって、癒着(ゆちゃく)しやすくなることが近年の研究でわかっており、肩こり、腰痛、坐骨神経痛、膝の痛みなどを起こしやすくなります。
Fasciaの癒着が起きますと、動きに滑らかさがなくなり、また痛みを感じる神経のセンサーが過敏な状態となるため、結果的に痛み、しびれ、だるさ、こり感、張り感などの自覚症状を起こします。
実は、筋肉にできるトリガーポイント(頑固なしこり)は、「Fasciaの癒着」ではないか?ともいわれております。
ハイドロリリースは、整形外科ではエコー(超音波画像)を観察しながら注射を使用しますが、実は鍼施術や手技療法でも応用は可能です。
当院ではエコーは使用せず、皮膚や筋肉の状態を触察して、鍼で施術したり、手でつまんだり、滑らせたり、こねたりなどの方法でFasciaの癒着をアプローチしていきます。
肩こり、腰痛、坐骨神経痛、膝の痛みなどでお困りの方は、是非当院までお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございます。