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薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)

2024.08.25 | Category: 頭痛

薬剤の使用過多による頭痛とは

薬剤の使用過多による頭痛は薬物乱用頭痛ともいいますが、とくに多いのが、頭痛の中で最も多い緊張型頭痛や片頭痛などに対して、頭痛薬を使用しすぎることによって起こる慢性の頭痛です。市販の鎮痛薬の使用過多でも起こります。

頭痛薬を服用し数ヶ月にわたって頭痛がある場合は、薬物乱用頭痛の可能性があります。

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どのような頭痛薬で起こりやすい?

薬剤の使用過多による頭痛が起こりやすい頭痛薬は、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)、アセトアミノフェンというものが多く、NSAIDsは商品名でいうとロキソニン、イブプロフェン、ボルタレン、ナイキサン、セレコックスなど、アセトアミノフェンは商品名でいうとカロナールです。

また、片頭痛の薬であるトリプタン製剤エルゴタミン製剤でも起こりやすくなります。

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症 状

以下のような症状がある場合には、薬剤の使用過多による頭痛の可能性が高くなります。

  • 頭痛が月に15回以上ある
  • 頭痛薬を月に10回以上飲んでいる
  • 頭痛が数ヶ月続いている
  • 頭痛薬の効きが悪くなったと感じる
  • 朝起きると頭痛がある
  • 頭痛の強さや部位が異なる気がする
  • ひどい頭痛に襲われた経験から、予防的に市販薬を飲むことがある

頭痛薬については、医療機関で処方される薬だけでなく、市販の薬も含まれます。

薬物の使用過多による頭痛のメカニズム

頭痛薬を飲み過ぎると、なぜ頭痛が悪化するのでしょうか?

現在、そのメカニズムは完全にはわかっていません!

ただし、頭痛薬を飲み過ぎることによって、中枢神経系(脳・脊髄)が変化を起こし、痛みに対して敏感になってしまうことが考えられています(中枢性感作)。

脳内には痛みを抑えるシステムが備わっており、おそらく頭痛薬の頻用によりそのシステムに異常が生じて、痛みの調節系がうまく働かなくなっていると思われます。

治療の原則

頭痛を起こしている原因の頭痛薬を服用しないことが一番の治療になります。

ただ、頭痛薬を止めてしまうと頭痛が増悪してしまうことがあるので(反跳痛)、すぐに頭痛薬を止めることは難しいのが現状です。したがって、徐々に頭痛薬を減らしたり、あるいは頭痛のコントロールをするために鎮痛薬を変えたり、漢方を処方されたり様々な方法をすることがあります。

まずは、頭痛専門の医療機関に受診することをおすすめします。

個人差はありますが、頭痛が軽減するのに3ヶ月ぐらいかかることがあります。

当院での施術

当院では、薬剤の使用過多による頭痛の患者様は多く来院されます。

当院での施術は、頭痛専門の医療機関に通院しながら頭痛のコントロールをしていきます。鍼をすることがありますが、鍼が苦手な方は手技療法を行っていきます。

参考にして頂ければと思います。

アクセス情報

所在地

〒193-0833
東京都八王子市めじろ台3-37-7 MMビル1F

【交通】
・京王高尾線 「めじろ台駅」 徒歩5分
・めじろ台方面バス停留所 「めじろ台南」 下車目の前

ご予約について

当院は予約の方を優先してご案内するため、予約なしでのご来院の場合、混雑している時間帯では施術をお受けできないことや長時間お待ち頂くこともございますので(空いている時間にご案内)、予約をお取りの上、ご来院をお願い致します。

駐車場のご案内

当院駐車場2台と近隣の駐車場1台(計3台)
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