- Blog記事一覧 -殿皮神経障害
第三の腰痛ともいわれている障害で、お尻の皮膚を走る神経が骨盤の骨の所で擦れたり、癒着されて痛みを起こす障害です。
とくに上殿皮神経と中殿皮神経が障害され、痛みが長引いてしまう腰痛が特徴です。
猫背や仙骨が当たったまま長時間座ってしまっている不良姿勢、お尻の筋・筋膜も硬さなどによって、殿皮神経が圧迫・絞扼されることによって生じることが多いです。
症状は重症度によって様々ですが、寝返りでの痛み、起き上がりでの痛み、長時間座っての痛み、腰の前かがみでの痛みなどがあります。
当院では主に鍼、キネシオテーピング、殿皮神経リリース(手技)で施術をしています。
症状に変化がない、または改善の見込みがない場合は、整形外科で手術の検討を考慮することもあります。
殿皮神経障害は、整形外科での画像検査(レントゲンやMRI)では異常が出なく、見逃されることも多くあります。
殿皮神経障害の患者様を多くみてきましたが、施術をして症状が軽減するのに数ヶ月かかってしまうことがあり、本当に長引いてしまう腰痛です。
施術を継続して改善を目指していきます。