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2024 8月の記事一覧
私は自院とともに、小・中学生男子のバレーボールチームのアスレティックトレーナー(ケガや故障を管理するトレーナー)もしています。
小・中学生男子といえば成長期で、とくに骨の成長が盛んで身長が伸びていきます。そのため、骨の成長スピードよりも筋肉の成長スピードが追いついていかない状態になってしまい、クラムジーを引き起こしてしまう選手がいます。
高校生以降はクラムジーを起こすことはほとんどありません。
![フリーイラスト] バレーボールコートと子供たち | パブリック ...](https://hks-ishii.com/wp-content/uploads/2025/07/image-1.jpeg)
クラムジー(Clumsy)とは、「不器用、ぎこちない」という意味の英語で、 主にスポーツの世界で使われる通称です。 一般的に見られるのは、体の感覚の変化と柔軟性の低下です。 体の動きが鈍くなって今までできていたことができなくなる。
朝日新聞デジタルから引用
すなわち、骨の成長とともに筋肉の成長が追いつかず、筋肉が硬くなって柔軟性が低下し、また今までできた動きがうまくいかず、動きのキレが鈍くなってきてしまうのがクラムジーです。
最悪の場合、競技プレーのスランプ状態になってきます。

クラムジーは小・中学生のサッカー選手に多いといわれていますが、バレーボール選手にも多くいます。とくに身長が急激に伸びている選手に多い傾向です。
また、クラムジー期間は個人差がありますが、長い期間で1~2年続くともいわれています。
小・中学生のバレーボール選手についての症状または特徴は以下の通りとなります。
・ 股関節や膝関節が硬くなる
・ 脚に力が入りづらくなりジャンプ動作がしづらい、レシーブ動作で脚が踏ん張れない
・ ジャンプ力の低下
・ スパイク動作の時にボールを打つタイミングが合わない
・ バレーボールの全てのプレー動作がぎこちない
・ 本人は何が原因かわからなくなる
・ 今まで出来たプレーがうまくいかず、スランプ状態になりバレーボールへのモチベーション低下を起こしてしまう
・ クラムジーが軽度だとプレーのスランプ状態にならない子どももいる
硬くなった身体をほぐしたり、ストレッチしたりなど施術することは可能ですが、バレーボールのプレーに関しては、残念ながら今のところこれといった対処法は存在しません!
練習を重ねプレーの感覚、身体の使い方を身につけていくしか方法はありません(練習あるのみです)。もちろん、リコンディショニング(コンディションを整えるアスレティックリハビリテーション)をしていくことも必要です。
ただ、注意しなければいけないことが2点あります。
1つは、成長期の子どもは骨と筋肉の成長のアンバランスになっているため、練習のオーバーユース(身体の過剰負荷)は成長期特有のケガや故障を起こしやすくなりますので、練習量は考えなければなりません。
もう1つは、バレーボールのプレーへのスランプ状態になった時のモチベーションの低下です。今まで出来ていたプレーがうまくいかないということは、思春期の子どもにとっては精神的ダメージが強くなります。最悪の場合、バレーボールを辞めてしまう子どもいるので、メンタルケアが重要となります。
ケガや故障に対しては施術が必要で、メンタルケアに関しては方法は様々あるのですが、申し訳ありませんがここでは省略させて頂きます。
ご質問やお悩みのことがありましたら、お気軽にご相談頂ければと思います。
https://page.line.me/xat.0000186416.oqf (当院の公式LINE)
スポーツ障害には主に2つの意味があります。
スポーツ外傷とスポーツ障害の2つあり、スポーツ外傷とは「ケガ」のことで骨折や捻挫など1回の外力で起こしてしまうものであり、スポーツ障害とは「故障」のことで繰り返しの外力または負荷の蓄積で起こしてしまうものをいいます。
子どものスポーツではどちらも起こりますが、とくに多い子どものスポーツ障害、すなわちスポーツ時の故障について書いていきます。
私は現在、小・中学生のバレーボールクラブチームのアスレティックトレーナーをしているということもあり、ここでいう子どもとは、主にスポーツをしている小学生・中学生についての内容なります。

子どもは様々な身体組織の成長をするのですが、スポーツ障害に関係するのが骨の成長です。小・中学生では男女ともに身長が一番伸びる時期ですので、身長が伸びるということは骨の長さが変化するということです。
大人の出来上がってしまっている骨と違って、子どもの骨は成長するために完全に骨化しているわけではなく、骨の両端に成長軟骨板(レントゲンでは骨端線といいます)というものがあり、骨が柔らかく大人の骨と比べて外力に弱い構造となっているのと、さらに骨が急激に成長すると、骨の端に付着している筋肉の成長スピードが追いついていかず、筋肉が骨に付着している部分が過剰に引っ張られてしまうため、子どもにスポーツ障害が起こりやすくなります。
もちろんそれだけではなく、一番は身体への負荷の蓄積です。スポーツの練習量の増加であったり、肥満などが要因となります。

子どもにスポーツ障害が多い理由として、骨の成長に関係することがお分かりになったと思います。
「骨の成長 = 身長の伸び」ということになりますので、そこで重要となるのがPHV年齢(Peak Height Velocity ピーク・ハイト・ベロシティ)というものになります。
【PHV年齢(Peak Height Velocity)とは】
身長の伸びが最も大きくなる時期のことで、つまり成長がピークに伸びる年齢のことをいいます。
PHV年齢には個人差がありますが、女子では平均11歳、男子では平均13歳といわれており、だいたいの平均目安年齢は存在します。ちなみに、この平均目安年齢より前にPHV年齢になった場合は早熟型、後になった場合は晩熟型とされています。
PHV年齢をさらに詳しく解説すると大変ですので、ここでは成長期のスポーツ障害はPHV年齢に発症しやすいという特徴を是非知っておいてください。

子どもの骨の両端には成長するために成長軟骨板(骨端線)というものがあり、ここに過剰な負荷がかかってくると、骨に筋肉が付着する部分が痛んだり、骨そのものが損傷しやすくなります。
代表的な疾患は以下になります。
などで、最も多いのは膝のお皿の下の痛みを訴えるオスグッド病になります。

小学生から中学生になった時に急に体が硬くなった経験を感じたことはありませんか?
人によると思いますが、骨が急成長していくと筋肉の成長スピードが追いついていかず、いわゆる筋肉というゴムが伸ばされたままの状態となり(筋肉の緊張が強い状態)、柔軟性が低下して体が硬くなります。また、先ほども書いたようにスポーツ障害にも繋がってしまうため、まず予防で大事なことは下半身のストレッチです。ストレッチは筋肉を伸ばすことですので、スポーツの練習後、お風呂上りは行うようにしましょう。
痛みの程度にもよりますが、スポーツ時にサポーターを装着してプレーしたり、痛みが強い場合は痛みが出るスポーツ動作の休止、プレーできないほどの強い痛みの場合はスポーツそのものを休止します。チーム状況によっても変わると思いますが、無理をさせないこほうがいいでしょう。
あとは、整形外科でリハビリ、整(接)骨院や整体などで施術やケアをしていくこともいいと思います。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございます。