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薬剤の使用過多による頭痛は薬物乱用頭痛ともいいますが、とくに多いのが、頭痛の中で最も多い緊張型頭痛や片頭痛などに対して、頭痛薬を使用しすぎることによって起こる慢性の頭痛です。市販の鎮痛薬の使用過多でも起こります。
頭痛薬を服用し数ヶ月にわたって頭痛がある場合は、薬物乱用頭痛の可能性があります。

薬剤の使用過多による頭痛が起こりやすい頭痛薬は、NSAIDs(非ステロイド性消炎鎮痛薬)、アセトアミノフェンというものが多く、NSAIDsは商品名でいうとロキソニン、イブプロフェン、ボルタレン、ナイキサン、セレコックスなど、アセトアミノフェンは商品名でいうとカロナールです。
また、片頭痛の薬であるトリプタン製剤やエルゴタミン製剤でも起こりやすくなります。

以下のような症状がある場合には、薬剤の使用過多による頭痛の可能性が高くなります。
頭痛薬については、医療機関で処方される薬だけでなく、市販の薬も含まれます。
頭痛薬を飲み過ぎると、なぜ頭痛が悪化するのでしょうか?
現在、そのメカニズムは完全にはわかっていません!
ただし、頭痛薬を飲み過ぎることによって、中枢神経系(脳・脊髄)が変化を起こし、痛みに対して敏感になってしまうことが考えられています(中枢性感作)。
脳内には痛みを抑えるシステムが備わっており、おそらく頭痛薬の頻用によりそのシステムに異常が生じて、痛みの調節系がうまく働かなくなっていると思われます。
頭痛を起こしている原因の頭痛薬を服用しないことが一番の治療になります。
ただ、頭痛薬を止めてしまうと頭痛が増悪してしまうことがあるので(反跳痛)、すぐに頭痛薬を止めることは難しいのが現状です。したがって、徐々に頭痛薬を減らしたり、あるいは頭痛のコントロールをするために鎮痛薬を変えたり、漢方を処方されたり様々な方法をすることがあります。
まずは、頭痛専門の医療機関に受診することをおすすめします。
個人差はありますが、頭痛が軽減するのに3ヶ月ぐらいかかることがあります。
当院では、薬剤の使用過多による頭痛の患者様は多く来院されます。
当院での施術は、頭痛専門の医療機関に通院しながら頭痛のコントロールをしていきます。鍼をすることがありますが、鍼が苦手な方は手技療法を行っていきます。
参考にして頂ければと思います。
肩インピンジメント症候群とは、スポーツ動作では野球などの投球、バレーボールでのスパイク、バドミントンのスマッシュ、テニスのサーブのように頭上で腕をスイングする動きを繰り返すことで起こりやすくなります(オーバーヘッドモーション)。
また、日常生活では窓を拭く動作、腕を上げる筋トレなどの繰り返しで起こりやすくなります。
ちなみにインピンジメントとは「衝突する」という意味になります。
肩インピンジメント症候群には、肩峰下インピンジメントと関節内インピンジメントの2つあるのですが、一番多い肩峰下インピンジメントについて解説していきます。

肩インピンジメント症候群が起きるメカニズムは、腕を頭上に上げてスイングする動作によって上腕骨と肩峰が衝突しやすくなります。その衝突を繰り返すことで、肩の痛み、引っかかり感、違和感などを起こします。
具体的にいいますと、腕を60°~120°の間で上げた時の動作によってインピンジメント(ぶつかり)は起こりやすくなり、痛みなどの症状が現れます(ペインフルアークサイン)。

肩インピンジメント症候群の痛みや違和感は放置しても日常生活は送れるのですが、とくにスポーツの場合は症状を放置してはいけません!
なぜなら、衝突を繰り返すことによって、腱板といわれる棘上筋腱が断裂(腱板断裂)してしまう可能性があるからです。
なぜ棘上筋腱が断裂してしまうのが問題かというと、棘上筋腱は血流が悪い場所のため、断裂してしまうと再生がしにくく、長期に渡ってスポーツが出来なくなってしまうからです。最悪再生が見込めない場合は、手術になることもあります。

肩インピンジメント症候群を起こしやすい人の特徴は以下があげられます。

まず、リコンディショニングとは「コンディションを整える」という意味になります。すなわち、意味的には日常生活を過ごしながら、またはスポーツ復帰やプレーをしながらのリハビリとなります。
施術は、電気や温熱などの物理療法または鍼を行っていき、リコンディショニングは肩甲骨や胸郭、背骨(主に胸椎)の可動域を広げて柔軟性をアップさせていくようにします。
施術期間または良くなる期間は人によって様々ですが、おおよそ1~3ヶ月ぐらいをみています。
参考にして頂ければと思います。
いつの間にか骨折とは、その名前の通り高齢者がいつの間にかに骨折をしてしまうことをいいます。
その要因は骨粗鬆症で、骨がもろくなって日常生活での動作の繰り返しの衝撃で骨折してしまう状態となります。
骨粗鬆症は自覚症状がないため、医療機関に通院することが少なく、骨折をしてはじめて骨粗鬆症と整形外科医から言われることがほとんどです。
いつの間にか骨折を起こす部位は、ほとんどが背骨(脊椎)の圧迫骨折(以下から脊椎圧迫骨折と書きます)です。
一般的な脊椎圧迫骨折は、高い所から尻もちを衝いてしまって受傷するものなのですが、実はそれだけではありません!

ぎっくり腰とは医学的には「急性腰痛症」のことをいいます。
当院では70歳以上の方がぎっくり腰を起こした時は、まず脊椎圧迫骨折を疑います!
例えば、重たい物を繰り返し持ってしまって腰が痛くなった、突然前かがみになったら強い腰痛が出た、急に立ち上がったら腰に激痛が走ったなど・・・
また、以下のようなぎっくり腰の症状があった時はご注意です↓
4に関しては、背骨の叩打痛といって脊椎圧迫骨折の代表的な所見なのですが、背骨の叩打痛が起こらない人もおります。
腰痛での脊椎圧迫骨折はレッドフラッグス(赤旗徴候)に医学的に分類されており、放置した場合は背骨が丸くなってしまうことがあるため、当院では脊椎圧迫骨折を疑った場合、一度整形外科での精査をお願いしています。

整形外科へ通院した時に、ぎっくり腰での脊椎圧迫骨折を見逃されることがあります。
なぜなら、ぎっくり腰を発症してから約2~3週間ぐらいは、圧迫骨折の骨折した状態によっては、レントゲンに写らなく異常所見がないことが多いからです(レントゲンで異常が出ないことが多い)
当院では見逃されてご来院された事例は2件あったのですが、もう一度整形外科に行って頂いてレントゲンで異常があったケースは2件でした(発症から約3週間後に腰痛で来院した患者様)。
当然、ほとんどの整形外科医の先生は初期の脊椎圧迫骨折ではレントゲン検査で異常が出ないことは知っているのですが、一部では見逃されているということも事実です。
では、レントゲン検査で異常が出ない場合はどうしたらいいのでしょうか?
MRI検査になります。ただ、当日にMRI検査ができる整形外科院は少ないのが現状なので、ネットなどで調べて行くことをおすすめします。


2025年の日本の総人口に占める70歳以上の割合は約29.6%と推計されており、これは約3人に1人が70歳以上であることを意味しています。
すなわち、今後さらに「いつの間にか骨折(脊椎圧迫骨折)」が増加傾向になっていくことでしょう。
是非参考にして頂ければと思います。最後までお読みいただきありがとうございます。
フレイルとは、簡単にいいますと「加齢により心身が老い衰えた状態」のことをいいます。つまり、医学的には健康な状態と要介護状態の中間の段階で、身体の機能低下により様々な障害を起こしやすい状態となっているというものです。
コロナ禍により高齢者の方は外出する機会が減りました。行動制限や運動不足などによって様々な身体の機能低下が生じて、社会問題となったことがあります。これをコロナフレイルといいます。
今回はフレイルについて解説していきます。

高齢者の方が外出の機会が減り、フレイルになってしまってそれを放置してしまうとどうなるのでしょうか?
上記のイラストをご覧の通り要介護状態になってしまい、最悪の場合は寝たきりや認知症になってしまうこともあります。
そうならないためには、予防をしなければなりません。
上記の5項目のなかで3項目以上該当するとフレイル、1~2項目だけの場合はフレイル前段階と判断します。
フレイルには、体重減少や筋力低下などの身体的変化だけでなく、気力の低下などの精神的変化や社会的変化も含まれます。
また筋力低下に伴って、腰痛や膝の痛み、股関節の痛みなどを起こすことがあります。
フレイルで大事なことは予防になります。日常生活での活動や運動が一番の予防法です。
注意したいことは、近年日本の気候変動により高齢者にとって夏は外出することが困難なことが多く、熱中症の指針では31℃以上の外での運動は原則中止となります。そう考えると、夏に関しては施設(ジムなど)で運動することがいいでしょう。言い換えると、7~9月ぐらいは外出することが厳しく室内にいることが多くなり、フレイルになりやすい季節といえます。
秋の一人で行く登山に関しては、近年の10~11月は熊の出没などの野生動物問題がマスコミに取り上げられていることから、気をつけたほうがいいでしょう。
様々な問題もあると思いますが、よく検討して自分に合った活動や運動を行ってください。
最後にフレイルは家族の協力も非常に大事になりますので、時には強制させることも大事だと私は思っています。是非、参考にして頂ければと思います。

スポーツで競技ができないほどのケガ・故障をされた場合、プレー復帰までにリコンディ二ングというものを行います。
【ケガと故障の意味】
・ケガ ⇒ 一度の外力で負傷するもの(例.骨折、捻挫、打撲など)
・故障 ⇒ 繰り返しの負荷の蓄積で負傷するもの(例.疲労骨折、膝オスグ ッド、ジャンパー膝など)
スポーツ医学検定公式テキスト1級より引用
リコンディショニングは、主に病院(リハビリ施設)、整(接)骨院、鍼灸院、整体院、スポーツ現場などで行うことが多いです。
リコンディショニングとは、ケガ・故障をした際に(コンディション不良)低下した身体の機能や体力、運動能力、体調を望ましい状態に戻すための働きかけ(方法)のことをいいます。
例えば、1ヶ月プレーできないほどのケガ・故障をして、リコンディショニングを行わずに痛みがなくなって1ヶ月後にプレー復帰した場合、どういったことが起こると思いますか❓
当然、ケガ・故障をする前よりも体力の低下が起こっているので、再発したり、他の部位を故障する可能性が出てきます。そうならないために、リコンディショニングをする必要があるのです。
簡単にいいますと「リコンディショニング = コンディションを戻していく」ということになります。
ちなみに以前は、リコンディショニングのことをアスレティックリハビリテーション(アスリハ)といっていましたが、リハビリテーションという言葉は医師と理学療法士の資格を保持している人にしか法律上使えませんので、他の医療資格のことを考慮して共通用語としてリコンディショニングというようにJSPO(日本スポーツ協会)が定めました。

リコンディショニングで用いる手法は様々な方法がありますが、その中でも代表的な手法をご紹介させて頂きます。
これが全てではありませんが、これらをどのように使用していくかは、ケガ・故障の重症度、タイミングによって変わってきます。

リコンディショニングのはじめは、ケガ・故障の状態がどの程度か?すなわち、重症度を把握する必要があります。
ケガ・故障の状態の重症度の指標は、スポーツ競技時の痛み・患部の組織の状態を評価するのが一般的になります。
一般的に故障の場合、軽度 ⇒ 中等度 ⇒ 重度 ⇒ 最重度の順に進行していきます。
軽度だからといって放置してプレーを続けていると、中等度・重度に移行することもあるので注意が必要となります。もし困ったら専門の先生にご相談ください。
ケガ・故障の種類にもよりますが、具体例として1ヶ月間プレーできないほどのケガ・故障をしたと、その時の簡単なリコンディショニングを紹介します。
まず負傷~約2週間ぐらいは、物理的療法や徒手的アプローチで痛みの軽減するような施術を行います。
約2週間経過しましたら、施術をしながら軽めの負荷でエクササイズを入れていきます。
約2~4週間ぐらいは、施術をしながら徐々に負荷の強度を高めていきます。
そして、1ヶ月後はすぐにプレー復帰というわけにはいかず、練習や試合に参加できるぐらいの体力を戻してからプレー復帰をさせていくのが一般的です(身体の状態やチーム状況によっては色々早めたりすることもあります)。
しかし、これらは大学生、社会人、プロでのリコンディショニングが一般的です。
私は現在、羽村市のvolare北多摩バレーボールチームという小中学生男子バレーボールのアスレティックトレーナーをしておりますが、スポーツ現場では時間的問題などで現実的にこのようなリコンディショニングを行うことは難しくなります。
小中高生のスポーツの場合、成人のようなリコンディショニングを現場で行うことは難しく、実際は医療機関に通院して行なっていることがほとんどで、さらに練習や試合をできるぐらいの体力を戻さずにすぐにプレー復帰をしてしまうことが多いのも事実です。
そうなってしまうと、冒頭にも書いたように再発したり、他の部位を故障してしまう可能性があります。
すなわち、小中高生の成長期のスポーツでは、工夫してリコンディショニングをする必要があります。例えば、「練習時に〇〇動作のプレーは控えるように」、「この練習はまだやらないように」、「練習試合は3セットまでとしてください」、「練習時にこのエクササイズをやってください」、「セルフケアをしてください」など、監督や保護者、そして本人に説明しながら実施して、リコンディショニングを工夫していきます。
うまくいくこともありますが、なかなかうまくいかないこともあります・・・💦

やはりケアが大事となるのですが、スポーツ現場に常にアスレティックトレーナーの方がいるとは限りません。
したがって、整(接)骨院などに通院をして、練習が休みの時にケアしていくというのが一般的でしょう。
当院でも行っておりますので、身体をしっかりケアしていきましょう。